秋田の日本酒造りについて
秋田の日本酒造りの歴史
秋田県は、米どころとして知られており、古くから日本酒造りが盛んな地域です。日本酒造りの歴史は平安時代まで遡り、当時は貴族の嗜み酒として造られていました。
酒蔵として秋田県内で最も歴史のある酒蔵は、佐竹藩御用蔵として栄えた仁賀保(にかほ)にある飛良泉本舗です。創業は1487年(長享元年)で、全国でも3番目に古い酒蔵として知られています。
秋田の酒蔵の件数は明治時代後期が最大で200軒近くの酒蔵があったと言われています。
戦後にも150軒近くの酒蔵がありました。
秋田のオリジナル酒米
秋田酒こまち
- 1998年に誕生した酒米。
- 山田錦と美山錦を交配して育成された。
- 心白が大きく、淡麗辛口の酒が造れる。
- 代表銘柄は「新政」など
美郷錦
- 1988年に誕生した酒米。
- 山田錦を親に持つ。
- 華やかな香りと柔らかい味わいの酒が造れる。
- 代表銘柄は「刈穂」。
秋の精
- 2007年に誕生した酒米。
- 山田錦と五百万石を交配して育成された。
- 柔らかい味わいの酒が造れる。
- 代表銘柄は「山本」、「天寿」。
現在の状況
現在、秋田には40軒の酒蔵があります。